結論:Zorin OS 18は美しいが、10年前のPCには少し重たい
Zorin OS 18を年末年始に5日間(2025年12月30日〜2026年1月3日)使ってみた。結論から言うと、動作が重たい。
Linux MintでのBluetooth問題は解決したが、CPU使用率が高く、ブラウザを開くだけで「もっさり」感がある。
大前提として、10年前のパソコンを使っている私が悪い。それでも、正直な感想と改善方法を書いておきたい。
この記事でわかること
- Zorin OS 18を5日間使った正直な感想
- 動作が重たい原因(CPU使用率)
- Linux Mintとの比較
- 改善方法(Wayland→Xorg切り替えなど)
- Zorin OSをおすすめできる人・できない人
使用環境
パソコンスペック
- 機種:Panasonic Let’s note CF-LX6
- CPU:Intel Core i7-7600U × 4(2コア4スレッド、2.8GHz)
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 256GB
- 製造年:2017年(約8年前)
OS
- Zorin OS 18 Core(無料版)
- Ubuntu 24.04 LTSベース
使用期間
- 2025年12月30日〜2026年1月3日(5日間)
使用目的
- Webブラウジング
- noteを書く
- WordPressで記事を書く(予定)
Zorin OS 18の良かった点
1. Bluetooth問題が完全に解決
Linux Mintでは突然Bluetoothが使えなくなったが、Zorin OS 18ではインストール直後から正常に動作。
Lofree Liteキーボードも問題なく接続できた。これが一番の成果。
[[関連記事:Linux Mint半年使ってわかった限界【Bluetooth問題で年末OS大掃除】]]2. デザインが美しい
Windows風のインターフェースが美しい。見た目が良いとモチベーションが上がる。
Linux Mintよりも洗練されていて、「おしゃれなOS使ってる感」がある。
3. 日本語入力(Mozc)が最初から使える
設定は必要だが、Mozcがプリインストールされているのは便利。
[[関連記事:【Windows 10代替】Zorin OS 18インストール方法|初心者でも1時間]]Zorin OS 18の残念だった点
1. 動作が重たい(CPU使用率が高い)
これが一番の問題。

システムモニターで確認すると、CPU使用率が常に30〜50%で推移している。ブラウザを開くと、60〜80%まで上がる。
Linux Mintでは、同じ作業でもCPU使用率は20〜30%程度だった。
調べてみると、Zorin OS 18は、デフォルトで最新の「Wayland」を使用していますが、古いPCや特定のGPU環境ではこれがフリーズの原因になることがよくあります。
また、他のディストリビューションよりCPUの使用率がよく100%に上がっているような感じもするという報告もある。
実際、メモリは16GB搭載しているので余裕があるが、CPUがボトルネックになっている。
2. ブラウザの動作が「もっさり」
ブラウザでタブを5〜6個開くと、もっさり感が出る。
スクロールが引っかかる感じがあり、快適とは言えない。
Linux Mintでは同じ作業でも、もう少しスムーズだった。
3. 再起動時のMozc設定が面倒
再起動するたびに、Mozcが英数モード(A)に戻ってしまう。
設定で「ひらがな」をデフォルトにできるが、最初はこれに気づかず、毎回切り替えていた。
[[関連記事:【Windows 10代替】Zorin OS 18インストール方法|初心者でも1時間]]で解決策を書いている。Linux MintとZorin OS 18の比較
- Linux MintとZorin OS 18のシステムモニター比較
- 同じ作業(ブラウザ+テキストエディタ)でのCPU・メモリ使用率
| 項目 | Linux Mint | Zorin OS 18 |
|---|---|---|
| Bluetooth | ❌ 突然使えなくなった | ✅ 正常動作 |
| CPU使用率 | ◎ 低い(20-30%) | △ 高い(30-50%) |
| メモリ使用量 | ○ 普通(1.5GB程度) | ◎ 低い(1.3GB程度) |
| 動作の軽快さ | ◎ サクサク | △ もっさり |
| デザイン | ○ シンプル | ◎ 美しい |
| 日本語入力 | ◎ 問題なし | ○ 設定が必要 |
総合評価:
- Linux Mint:★★★★☆(Bluetoothが使えれば完璧だった)
- Zorin OS 18:★★★☆☆(Bluetooth問題は解決したが、動作が重たい)
動作が重たい原因と改善方法
調べてみると、Zorin OS 18はメモリ使用量を抑える代わりに、CPU使用率が高いという設計のようだ。
また、Zorin OS 18は、デフォルトで最新の「Wayland」を使用していますが、古いPCや特定のGPU環境ではこれがフリーズの原因になることがよくあります。
検索結果から、他のユーザーも同じ問題に直面していることがわかった:
- Core2Duo E7500で低スペックのPCでは、CPU稼働率が簡単に100%に上がる
- ブラウザのタブを12個程度開いただけでメモリを使い切り、システムが重くなったりフリーズしたりする
- メモリーを使用していない感じはありますが、その分CPU使用率は若干高めに推移している
私のCore i7-7600Uは、2017年製の第7世代Core i7。当時はミドルレンジだったが、2026年の今では9年前のCPU。
Zorin OS 18の美しいデザイン(GNOME 3.38ベース)は、CPU負荷が高いようだ。
改善方法1:WaylandからXorgに切り替える
Wayland からXorg(X11)への切り替えは、最も手軽で効果が高い対策だ。

手順:
- ログアウトする
- ログイン画面の右下にある歯車アイコンをクリック
- 「Zorin Desktop on Xorg」を選択
- ログインする
これだけでフリーズが解消することも多いようだ。
改善方法2:スワップ領域を拡張
物理メモリ(RAM)が足りなくなった際の「予備の倉庫」を大きくする。標準の2GBから8GBへ拡張することで、メモリ溢れによる問題を防げる。
改善方法3:Swappiness値を調整
デフォルト(60)からSwappiness値を10に変更することで、アプリのデータをギリギリまで高速なRAMに残す設定にすることができる。
詳しい手順は以下の記事が参考になる:
Zorin OSをおすすめできる人
✅ メモリが少ないPC(4GB以下)を使っている人
- Zorin OSはメモリ使用量が少ないので、4GB以下のPCに向いている
✅ 比較的新しいCPU(第8世代以降)を使っている人
- CPU性能に余裕があれば、動作は快適
✅ デザイン重視の人
- 見た目が美しいので、モチベーションが上がる
✅ Bluetooth問題に悩んでいるLinux Mintユーザー
- 僕の場合はBluetooth問題が解決した
Zorin OSをおすすめできない人
❌ 古いCPU(第7世代以前)を使っている人
- CPU使用率が高いので、もっさり感がある
❌ サクサク動くOSが欲しい人
- Linux MintやLubuntuの方が軽快
❌ ブラウザを大量に開く人
- タブを10個以上開くと、かなり重たくなる
今後の方針:改善方法を試すか、Liteに乗り換えるか検討中
まずは、WaylandからXorgへの切り替えを試してみたがなかなか重たい。
Zorin OSには「Lite版」(軽量版)があり、Xfceデスクトップ環境を採用している。
Core版(GNOME)よりも軽量なので、10年前のPCには向いているかもしれない。
ただし、Zorin OS 18ではLite版が廃止され、Core版に統合された。
理由は、Lite版を無くした理由として述べられていた17.3ではメモリー1.5GBでも動作するという部分に関して今回のバージョンでは2GBになっている点ではないかと思われる。
次の選択肢:
- WaylandからXorgに切り替える(最も手軽)
- スワップ領域を拡張する
- 別の軽量Linux(Lubuntu、Xubuntuなど)を試す
- Linux Mintに戻る
しばらく様子を見て、どうしても我慢できなくなったら乗り換えを検討する。
まとめ:Zorin OS 18は美しいが、古いPCには少し重たい
Zorin OS 18を5日間使ってみて、以下のことがわかった。
良かった点
- Bluetooth問題が完全に解決
- デザインが美しい
- 日本語入力(Mozc)が最初から使える
残念だった点
- 動作が重たい(CPU使用率が高い)
- ブラウザの動作が「もっさり」
- 再起動時のMozc設定が面倒
改善方法
- WaylandからXorgに切り替える(最も手軽)
- スワップ領域を拡張
- Swappiness値を調整
結論: Zorin OS 18は美しいOSだが、10年前のPC(第7世代Core i7)には少し重たい。
メモリが16GBあっても、CPUがボトルネックになる。
もし同じような古いPCを使っているなら、まずはWaylandからXorgへの切り替えを試してみることをおすすめする。それでもダメなら、Linux MintやLubuntuの方が快適かもしれない。
それでも、Bluetooth問題が解決したのは大きな成果。しばらく使い続けて、様子を見てみる。
軽量でパフォーマンスを求める人間が、見た目を選ぶと若干不都合があるということだけは伝えれれば幸いだ。

