なぜ2月はLinux Mint Cinnamonなのか
2026年2月、今月のLinuxディストリビューションはLinux Mint Cinnamonに決めた。
理由は単純だ。
プログラミング初心者が開発環境を作るのに最適だから。
今、私は家族からの依頼で「ジャニーズのチケットリセール通知システム」を作っている。Pythonでスクレイピングして、LINE通知を飛ばすシステムだ。
このプロジェクトのために、開発環境が必要になった。そして開発環境を作るなら、安定していて、初心者にも優しいディストリビューションが良いと判断した。
Linux Mint Cinnamonは、まさにそれだった。
この記事でわかること:
- Linux Mint Cinnamonのインストール手順(実体験ベース)
- USBメモリの作り方
- 実際にハマったポイントと解決方法
- インストール後の初期設定
- Windows環境からLinuxへの移行を検討している人へのアドバイス
前提:私のPC環境
まず、今回インストールしたPC環境を記録しておく。
PCスペック:
- CPU: Intel Core i7(第7世代)
- メモリ: 16GB
- ストレージ: SSD 256GB
- 用途: プログラミング学習・開発用
元のOS:
- Windows 10(別のディストリビューションBodhiから入れ替え)
正直、このPCは10年くらいのモデルだ。でも、Linux Mintなら問題なく動くと判断した。
Linux Mint Cinnamonを選んだ3つの理由
理由1: Windowsに似た操作感
Linux Mintの最大の特徴は、Windowsユーザーが違和感なく使えることだ。
スタートメニュー、タスクバー、ファイルマネージャー——すべてがWindowsに似ている。
プログラミング学習に集中したいのに、OS操作で躓くのは避けたかった。
理由2: インストール後すぐに使える
Linux Mintは、インストール後すぐに使えるように、日本語入力や動画再生に必要なソフトがあらかじめ入っており、追加の設定がほとんど不要です ITmedia。
他のディストリビューションだと、日本語入力をセットアップするだけで半日潰れることもある。
今回は「開発環境を早く整える」ことが目的なので、セットアップに時間を取られたくなかった。
理由3: 安定性が高い
Linux Mintは、Ubuntuをベースとしているため安定性が高く、しかも動作が軽いため、古いPCでも快適に使える。
普段はOSにも遊びをもたせたいと考えている。普段はトラブルが発生しても楽しく治している。
しかしプログラミング学習中に余計なトラブルを引きを越したくない。今月は安定性は最優先事項だった。
準備するもの
インストール前に、以下を準備した:
必須:
- USBメモリ(8GB以上)
- インターネット接続
- Linux Mint CinnamonのISOファイル
推奨:
- バックアップ用の外付けHDD(私は用意していないが/心配性な方は念のため)
今回、USBメモリは手元にあった16GBのものを使用した。
Step 1: Linux Mint ISOファイルのダウンロード
まず、Linux Mintの公式サイトからISOファイルをダウンロードする。
手順:
- https://linuxmint.com にアクセス
- 「Download」をクリック
- 「Cinnamon Edition」の「Download」をクリック
- 日本国内、もしくは日本の近くにある国のミラーをクリック
私は「山形大学」のミラーを選んだ。ダウンロード速度が速かった。
ファイルサイズは約2.8GB。光回線なら10分程度でダウンロード完了する。
Step 2: USBブータブルメディアの作成
ISOファイルをダウンロードしたら、次はUSBメモリに書き込む。
使用したツール:
- Rufus(Windows用)
手順:
- Rufusをダウンロード(https://rufus.ie/)
- USBメモリをPCに挿入
- Rufusを起動
- 「選択」ボタンからLinux MintのISOファイルを選択
- 「スタート」をクリック
Step 3: BIOSでUSBから起動する設定
USBメモリを挿したまま、PCを再起動する。
手順:
- PC起動時に「F2」または「Del」キーを連打
- BIOS画面が表示される
- 「Boot」タブに移動
- Boot Orderで「USB」を最優先に設定
- 「Save and Exit」で保存して再起動
Step 4: Linux Mintのライブ環境を起動
USB起動に成功すると、以下の画面が表示される:
Start Linux Mint
Start Linux Mint in Compatibility mode
OEM install (for manufacturers)
Check the integrity of the medium
上記で「Start Linux Mint」を選ぶ(Enterキー)か、そのまま何もせず待っていれば Linux Mint が起動します Qiita。
私は何もせず待った。30秒ほどでデスクトップ画面が表示された。
この時点で、まだHDDにはインストールされていない。USBから起動している「ライブ環境」だ。
Step 5: インストール開始
デスクトップに「Install Linux Mint」というアイコンがあるので、ダブルクリックする。
インストーラーが起動する。
5-1: 言語選択
左側のメニューを1番下までスクロールして、「日本語」をクリック Cresco。
「続ける」をクリック。
5-2: キーボードレイアウト
左右両方のメニューで「Japanese」が選択されていることを確認して「続ける」をクリック Cresco。
下部のテキストボックスで実際にキーボード入力して確認できる。念のため「@」や「:」を打って確認した。
5-3: マルチメディアコーデックのインストール
「マルチメディアコーデックをインストール」の左側のチェックボックスにチェックを入れて「続ける」をクリック Cresco。
これにチェックを入れると、動画や音楽の再生がスムーズになる。
ここでハマったポイント:
最初、このチェックを外してインストールしたところ、YouTubeの動画がうまく再生できなかった。再インストールする羽目になったので、必ずチェックを入れること。
5-4: インストールの種類
ここが一番重要な選択だ。
選択肢は以下の3つ:
- ディスクを削除してLinux Mintをインストール(推奨)
- それ以外(手動パーティション設定)
- 何か別のものをインストール
私は既存のLinuxを削除して、Linux Mintだけを使う予定だったので、「ディスクを削除してLinux Mintをインストール」を選択した。
Windowsと共存させたい場合は、「それ以外」を選んでパーティションを手動設定する必要がある。ただし、これはやや上級者向け ITmediaだ。
「インストール」をクリック。
確認ダイアログが表示されるので、「続ける」。
5-5: タイムゾーン
タイムゾーンの設定。ここもデフォルトで「Asia/Tokyo」が選択されています Ticket。
そのまま「続ける」。
5-6: ユーザー情報の入力
以下を入力する:
- あなたの名前
- コンピュータの名前
- ユーザー名
- パスワード
ここでハマったポイント:
「コンピュータの名前」を「mint」にすると「その名前は…」って表示されますが、パスワードを設定するとOKになります Ticket。
最初、「mint」という名前が使えないのかと思ったが、パスワードを入力すれば問題なかった。
「続ける」をクリック。
Step 6: インストール中
ここからは自動でインストールが進む。
所要時間: 約15分
進行状況バーが表示されるので、放置して待つ。私はこの間にコーヒーを淹れた。
Step 7: 再起動
インストールが完了すると、「今すぐ再起動する」か「試用を続ける」か聞かれる。
「今すぐ再起動する」を選択。
まぁ「今すぐ再起動する」を選択してもシャットダウン中にイメージは除去されますが Ticket。
再起動中に「Please remove the installation medium, then press ENTER」と表示されるので、USBメモリを抜いてEnterキーを押す。
Step 8: 初回起動とログイン
再起動すると、ログイン画面が表示される。
設定したパスワードを入力してログイン。
デスクトップが表示される!
Welcome画面が表示されるが、とりあえず閉じた。
初期設定(インストール直後にやったこと)
8-1: システムアップデート
すでに「IBus – Mozc」がインストールされ、IBus も起動するような設定になっています Ticket。
ただし、システムアップデートは手動で実行する必要がある。
画面右下の盾アイコンをクリック。
「アップデートをインストール」をクリック。
所要時間: 約10分
8-2: 日本語入力の確認
テキストエディタを開いて、日本語入力ができるか確認。
「半角/全角」キーで日本語入力モードに切り替わった。問題なし。
8-3: ファイアウォールの有効化
セキュリティのため、ファイアウォールを有効にした。
メニュー→「システム管理」→「ファイアウォール設定」
「ファイアウォールを有効にする」をクリック。
使ってみた第一印象
良かった点
1. 起動が速い
私の環境でも約20秒で起動した。Windowsよりも明らかに速い。
2. 操作感がWindowsそっくり
スタートメニュー、タスクバー、ファイルマネージャー——すべてがWindowsライクだ。
迷うことなく操作できた。
3. プリインストールアプリが充実
Firefox、LibreOffice、テキストエディタなど、基本的なアプリはすべて揃っている。
まぁほぼ使うことはないだろうが…
気になった点
1. UI が少し古臭い
見た目は正直ダサいと言われる見た目なのかもしれない。私はシンプル出来にっている
モダンなUIを求める人には物足りないかもしれない。ただし、カスタマイズ可能なので、後で変更できる。
2. 一部のアプリが英語
システム設定の一部が英語表記だった。ただし、日常的に使う部分は日本語化されているので、大きな問題ではない。
が、英語のほうが学習リソースが多いので仕方なく英語設定を使っている
よくあるトラブルと対処法
インストール中、いくつかトラブルに遭遇した。同じ問題で困っている人のために記録しておく。
トラブル1: USBから起動しない
症状:
USBメモリを挿してもWindowsが起動してしまう
原因:
Boot Orderの設定ミス、またはSecure Bootが有効
解決方法:
- BIOSでBoot OrderをUSB優先に変更
- Boot 設定の項目から [Secure Boot] を無効化 Miraiserver
トラブル2: インストール中にフリーズ
症状:
インストールの途中で画面が固まる
原因:
グラフィックドライバーの問題
解決方法:
- 起動メニューで「Start Linux Mint in Compatibility mode」を選択
- インストール・アイコンをクリックしても無反応(メニューのアイコンが正しく表示されないなどを含む)だった時は、1つ下にある「Start Linux Mint in Compatiblity mode」を選択してください Qiita
トラブル3: 日本語入力ができない
症状:
「半角/全角」キーを押しても日本語入力モードに切り替わらない
原因:
IMEの設定ミス
解決方法:
- システム設定→「入力メソッド」で「Mozc」が有効か確認
- 最新版のLinux Mintなら自動設定されているはず
まとめ
Linux Mint Cinnamonのインストールは、想像以上に簡単だった。
所要時間:
- ISOダウンロード: 10分
- USBメモリ作成: 5分
- インストール: 15分
- 初期設定: 10分
- 合計: 約40分
プログラミング初心者でも、手順通りに進めれば問題なくインストールできる。
Windowsからの移行を検討している人には、Linux Mint Cinnamonを強く推奨する。
次回予告
次回は、VSCodeとPythonの開発環境構築に挑戦する。
Linux Mint上でVSCodeをインストールし、Python開発の準備を整える。
プログラミング初心者が開発環境を作る過程を、正直に記録していく予定だ。

